2週に渡ってお届けしてきた、【保存版】カナダ・バンクーバーの経済・生活マニュアルの締めくくりとなります。

【移民を増やすためにも教育が事業化されている】

前回の移民プロセスでも分かる様に、カナダへの移民も常に変動しており年々難しくなっています。しかし、人口増加を新移民に委ねるのが一番早く効率良い為、カナダでは留学が国家事業として取り扱われています。カナダは教育面でも世界的に高い水準を保っており、2023年のUS World & News Reportによると世界中で4位にランキングしており(1、USA;2、UK;3、ドイツ)、日本の7位を大きく上回っています。卒業後の就職率も61.80%と国内学士保持者の就職率の73.3%(2022年)と大きな差はない所が大変魅力的です。LeapScholar.comによれば、81万人の留学生(カナダ人口3,830万人)が学習目的で渡加する中、カナダの高質教育環境の認知度が拡散される事で、留学生が今後も増え続けるだろうと解説しています。

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カナダの教育カリキュラムの内容は各州に任されているものの、国内スタンダードとして、高校学校までの教育環境に付け加え、批判的思考力や社会貢献を重んじたオールラウンドな人材形成教育を実施しています。その上、親切な社会環境や友好的人間素質とマルチ文化の存在が幅広い留学生に受け入れられています。バンクーバー(BC州)では特に親日感情が強い事が有名です。

大学レベルでの教育では、カナダの経済構成が幅広いため、経営学、エンジニアリング、ハイテク、医療関係に環境関連学部が、留学生に特に人気のジャンルとLeapScholar.comは説明しています。

教育事業といっても、大学を含めた高等教育だけに留まらず、母子留学を可能とした幼少期(小中学校)留学もカナダでは盛んです。この場合には、母国で働いている親からの教育及び生活費支援の承諾書を提出する事で、同伴する親は後見人として未成年の子供の教育期間は無条件で滞在が可能になります。ただ、この場合には子供が主な訪問者とみなされる為、学費も外国人生徒として高いままになります。付き添いの親が同伴しているという理由で永住権を得るのはほぼ不可能で、2023年の時点で公立学校での1年間(10ヶ月)の学費は$65,000(約700万円)でした。これは私立高校の寄宿生徒レベルの学費に相当します。これが、カナダ永住権を得る事により、公立は殆ど無料、私立校でも$18,000〜25,000程度(学年によって差が出ます)まで抑える事が可能になります。

大学の学費は専攻学部にもよりますが、留学生の価格は現地生徒とは破格の違いです。

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【豊富な自然と満足度高い居住環境】

カナダの私生活面では、自然の環境や居住環境が優れている事は他のブログでもすでにお話ししています。僕もダウンタウンから車で10分の住宅街に住んでいますが、空港まで15分なのに静かですし、スキーやハイキング用の山までは30分です。冬場では30分あれば、ゲレンデで滑る準備が万端です!また、アメリカとの国境までは1時間弱ですので、シアトルなどへの出張も日帰りが可能です。

ただ、生活費が高騰しているのは事実です。30年前の1億円は本当に大金でしたが、今ではマンションの購入も不可能な金額になってしまいました。

今回のブログは保存版としてビジネス面では詳細まで突っ込んで説明をしました。しかし、このブログは参考書物ですので、詳細は専門家に問い合わせることが必須です。なぜカナダが継続して世界中から注目され続けるのか、少しはお分かり頂けたと思います。

カナダは今後も世界から注目され続け、世界で一番高額な資源である水を豊富に持つ国として、今後も注目され重宝されていくと予測しています。

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